ビジネス徒然草-11

日々のビジネスの徒然に・・・、「当たり前」を説明するのは当たり前に難しい。

毎日同じように思えても、細部にわたっては異なる様相を呈するのが日々の暮らし。しかし、そのことに気づかずに、当たり前と思っていることが多いのもまた日々の暮らしである。
「いつものように起きて、いつものように家を出て会社に向かう」とよく聞く言葉ではあるが、そのいつものようには何をもって言っているのか。
仕事の出来る人は「当たり前のことを当たり前にやる」とよく言われる。確かに、やらなければならないことを、さもなくやる遂げることは何事においても基本の基であることに違いはない。しかし、それがなかなか出来ずにいる。朝早く起きることは健康に良い。そうであろう。グズグズとしていては、かえって身体によくない。何よりも心にゆとりがなくなってしまう。それがなかなか出来ない。使ったものは、元あった場所に戻しておく。そうであろう。ましてやオフィスにおける共有の備品類であればなおのこと、自分さえ良ければ他人のことは知らないでは通らない。ところが、そのようなことすら出来ずにいる者もいる。
ロバート・フルガム著「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」を彷彿とさせるものである。
暮らしの基本もそうだが、仕事の進め方の基本もある。自分の今やっていることの逐次報告。プロジェクト対応における次ステップの想定と準備。プロジェクト・アウトプットの早期想定とそのための段取り。業務遂行における自分自身の役割認識とその対応。どの一つをとっても創造性が要求されるものである。決められたルールがあるものであれば良いが、そうでないものもある。自分自身が「当たり前」を創っていかなければならないものもある。決めたならば守り続ける。そうすると、いつかそのやり方が周囲の当たり前になる。
であれば、企業の行動における当たり前とは何か。企業は経済行為をする集団であるが、その行為は社会に役立つものであることが大前提であろう。社会に対して嘘をついてよいという当たり前は存在しない。企業行動の「当たり前」とは何か。幼稚園時代に戻って、素直に考え直した方が良いと思えることもある。

当たり前をどう説明するか?「右」ってどういう意味??

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maps-staff

一刻一歩に最善を尽くそうと今もする。変わる鋭さと変わらぬ頑固さがある。

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