着実な一歩一歩が未来を創り行くベストな道である。
1981年、ほぼ40年前のことになるが、私は、それまでの組織内スタッフとしての立場(サラリーマンでいること)を離れ、個人事業としてマーケティング・スタッフを主にした業務サービスを始め、2年後の1983年2月に株式会社マップスを設立した。
事業開始から、多くのプロジェクトを頂戴できたわけではない。ポツンポツンと、五月雨的な依頼であった。その間に心してきたことは、 Project Quality(業務&アウトプット品質)を高位に維持し、「企業の上に起つ企業」スタッフであることの志であった。
それは一朝一夕にできることではなく、日々の心がけの繰り返しによって実現するものと考えていた。その想いがことばになったのが、「一歩一歩」である。
自分自身の不勉強で承知をしていなかったが、昨年末に後藤静香(ごとう せいこう[※] )の以下の言葉を知った。 [※] 1884年8月17日 – 1971年5月15日。大分県出身の社会教育家、社会運動家。東京高等師範学校数学専修科を卒業後、大分高等 学校、香川女子師範学校で女子教育に従事する。
「第一歩」
十里の旅の第一歩/百里の旅の第一歩/同じ一歩でも覚悟がちがう/三笠山にのぼる第一歩/富士山にのぼる第一歩/同じ一歩でも覚悟がちがう/どこまで行くつもりか/どこまで登るつもりか/目標が/その日その日を支配する
仕事を通じてのキャリアアップは、日々の歴史を刻むにしたがって、プロジェクト品質への評価が内に外に厳しくなることを肝に銘じなければならない。過去よりも未来を見ていたい。かといって、時間は無尽蔵にあるわけではない。限られた時間でのベストをいかに出せるか。 自分のビジネスライフのモットーは「最善尽くして颯爽と」にある。
「自らが学ぶべき道」と「伝える力」は、自らの道を拓く時を準備してくれる。それは「自分力」を高めるための一歩一歩でもある。
Management Partner Staff
清野 裕司